今回はHyperliquidが提供しているHyperEVMの触り方やエアドロを狙う方法についてご紹介します。
今から触るのはちょっと遅いかも?って思ってましたが、まだまだ新興プロジェクトが登場しつつあるので触らないのは損です!
Hyperliquidとは?
まず前提として、Hyperliquidはオンチェーンで動作する高性能な永久先物DEX(分散型取引所)です。これまでのDEXでは難しかった、CEX(中央集権取引所)並みのスピードと使いやすさを実現し、ガスレス取引・即時決済など、ユーザー体験に優れた特徴があります。
HyperEVMとは何か?
HyperEVMは、Hyperliquidが独自に開発したEVM(Ethereum Virtual Machine)互換のスマートコントラクト環境です。簡単に言うと、Ethereumと同じようなコントラクトがHyperliquid上でも動かせるようになる仕組みです。
これにより、Solidityなどで開発されたDeFiプロトコルやdAppを、Hyperliquidの超高速オンチェーン実行環境に持ち込むことができます。
HyperEVMの特徴
オンチェーン処理が超高速
HyperEVMはHyperliquidの高性能オーダーブックと同じレイヤー上で動作します。処理の遅延が極めて少なく、1ブロック1秒以下の高速処理が可能。これにより、アービトラージ戦略や高頻度トレードにも対応可能なEVMとなっています。
完全オンチェーンの透明性
Hyperliquid全体が「オンチェーン・ファースト」を掲げており、HyperEVM上での取引も完全にオンチェーンで行われます。つまり、取引履歴やスマートコントラクトの動作は完全に検証可能で、信頼性が高いという特徴があります。
Solidity互換で開発が簡単
Solidityで書かれた既存のスマートコントラクトを、ほぼ変更なしにHyperEVMにデプロイできます。これにより、Ethereumで開発されたDeFiアプリやゲームなどを、簡単にHyperliquidの環境に移植可能です。
HyperEVMの触り方
では早速HyperEVMの触り方をご紹介します。
まずHyperEVMはEVM互換なのでEthereumやL2から簡単にブリッジできます。
ただし、ガストークンはETHではなくHYPEになるので、最初にガスとしてHYPEを用意します。

ガストークンであるHYPEが用意できれば後はどのプロジェクトを触っていくかの選択になります。
今回は最近発表された新興プロジェクトのProject Xを触っていこうと思います。
Project X
Project X は Hyperliquid の HyperEVM 上に構築されたコミュニティ主導型 AMM DEX です。VC からの出資を一切受けず、開発チームが自己資金とユーザーの初期流動性だけで立ち上げた点が大きな特徴です。
なぜ HyperEVM 上に作られたのか
従来の EVM DEX | Project X on HyperEVM |
---|---|
Ethereum/L2 ↔ オーダーブックが別チェーン | HyperEVM と HyperCore が同一レイヤー ― ブリッジ不要で板・AMM をシームレスにルーティング予定 |
ガス高・確定遅延 | 約 1 秒ブロックで確定、HYPE をガスに採用しコストを圧縮 |
上場資産の制限 | Hyperliquid 本体は 30 時間に 1 銘柄上場だが、Project X はロングテール資産を即時ペア追加 |
主な特徴
- 高い LP 報酬設計
取引手数料の 86 % を流動性提供者に還元(V3 時点)し、将来の V2 では動的手数料などさらに LP 優遇を検討 - ポイント & エアドロップ期待
- 毎日 100 万ポイントをアクティブユーザーで山分け
- 10 % リファラルブースト / トップ 100 には倍率ボーナス
- ポイントは将来のトークン配布に紐づく可能性が高いと示唆
- シンプルな UI/UX
LP 画面はスライダー 1 本で範囲指定、APR がリアルタイム更新され初心者でも迷わない設計 - 自己資金・監査済みのセキュリティ
PeckShield と 0xQuit による監査を受けており、コードは公開済み - 急速な初期トラクション
ローンチ 3 日で TVL 4,000 万 USD を突破し、HyperEVM 内で最大規模の DEX に成長
ロードマップ(3 フェーズ)
フェーズ | 目的 | 進捗 |
---|---|---|
Phase 1 | HyperEVM 上 AMM DEX を完成 | ✔(稼働中) |
Phase 2 | EVM アグリゲータ:複数チェーン流動性をワンクリック統合 | 2025 Q4 予定 |
Phase 3 | 非公開(エアドロップ?) | 準備中 |
使い方のざっくりステップ
- HYPE を用意
Hyperliquid Spot で購入 → 「Core ⇒ EVM」ブリッジ(システムアドレス 0x222…) - ウォレット接続
MetaMask などに HyperEVM RPC を追加し、prjx.com に接続 - スワップ or 流動性提供
- スワップ: 任意の EVM トークンを即交換
- LP: ペア選択 → スライダーで価格範囲 → 供給
- ポイント確認
ダッシュボードでリアルタイム獲得量と日次配布ランキングをチェック
LPを組むうえで重要な点としてFee(手数料)が多いほどにポイント配分が高めに設定されています。
ポイントはいくら貰えるか明確に表示はされていませんが、Feeが少ないLPを組むとポイントが少ないので注意して下さい。
おすすめはHYPE/USD₮0です。

自分はこのHYPE/USD₮0でLPを作って現在ランキング77位にいます。
APRは-4% ~ +4%の狭いレンジでLPを組んでAPRは60~80%ぐらいのAPRを維持しています。
これからProject Xを利用してLPを組む方は参考にしてみて下さい!
Project Xの公式サイトはこちら!

補足:出典・開発者向けリンク
- 公式サイト: https://hyperliquid.xyz
- Docs: https://docs.hyperliquid.xyz
- Twitter: @HyperliquidX
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